簿記2級の勉強スケジュールの組み方と注意点

簿記2級のスケジュールの組み方と注意点 簿記

簿記2級の勉強スケジュールは?

スケジュールの組み方は?

合格している人のスケジュールを知りたい

この記事ではそんな悩みが解決できます。

なぜなら、3ヶ月で簿記2級の一発合格できた私が、実際にどのようなスケジュールで勉強したのかを解説するからです!

そこでこの記事では、簿記2級に合格できるスケジュールの組み方と、実践したスケジュールの具体例、注意点などを紹介するので、ぜひ最後までチェックしてください。

この記事を読み終えたら、簿記2級に合格するために、どんな勉強スケジュールを組めば良いのかがわかるようになりますよ!

簿記2級の勉強スケジュールの組み方

まずはじめに、勉強スケジュールの組み方を紹介します。

利用する教材に違いはあっても、 次の2点を意識すれば合格できるスケジュールを組めます。

スケジュールを組む時に大切にすべき2つのこと
  • アウトプット重視
  • ラスト1週間で時間を確保

アウトプットを重視

スケジュールを組む上で最も大切なのは、アウトプット重視で計画することです。

なぜなら、過去問や演習でアウトプットして気づく弱点がたくさんあるからです。

実際に私はミスするごとに復習ノートを作っていたのですが、アウトプット時の記録数はインプット段階の2倍にも達します。

このように、アウトプットで多くの弱点に気付けるので、アウトプット重視のスケジュールを組むことが大切です。

ラスト1週間で時間を確保

試験直前の1週間で時間を確保するのも、スケジュールを組む上で大切です。

なぜなら、ラスト1週間でそれまでの学びが一気に身につくから

実際に私は、テスト直前の3週間前の段階で30点しかとれませんでしたが、直前1~2週間で70点以上を安定して得点できるようになりました。

例えば中学生がはじめてカレーを作ろうとして、某お料理サイトで作り方をインプットしても「じゃがいもはどれくらいの大きさに切るのか?お肉の色が変わるってどれくらい?」といった細かなテクニックは、経験を積んではじめて理解できます。

簿記も同じで、インプットしただけの知識は過去問で上手く使えません。たくさん過去問に触れて、知識の使い方を学んでいく必要があります。

インプットが終わり知識をどんどんアウトプットできるようになるのが直前の1週間なので、ここでたくさん時間を確保しておくとグングン点数が伸びます。

このように、ラスト1週間に時間が取れるよう逆算して、勉強スケジュールを組むのがオススメです。

筆者が実践した簿記2級の勉強スケジュール

次に、簿記2級に3ヶ月で合格した私が実践した勉強スケジュールを、次の3つの視点に分けて紹介します。

勉強スケジュールのポイント3点
  • 平日・休日の勉強時間と総勉強時間
  • 簿記2級に合格するための学習Todoリスト
  • 具体的な勉強スケジュール

平日・休日の勉強時間と総勉強時間

まず3ヶ月間で実践した平日・休日の勉強スケジュールと総勉強時間を紹介します。

  • 平日:2~5時間
  • 休日:5~10時間

平日は確実に2時間は勉強するようにしていました。これは意外と簡単で、1時間早く起きる、電車の通学(1時間)の隙間時間を使うだけで勉強時間が確保できます。

週によっては時間が取れない時もあったので、総勉強時間は250時間くらいです。

通信講座を利用した人の一般的な合格時間を同じなので、理想的な勉強スケジュールなのだと思います。

簿記2級に合格するための学習Todoリスト

次に3ヶ月、250時間で何を勉強していたのか?を級ごとに紹介します。

3級

  • テキストのインプット
  • 問題集でアウトプット

2級

  • テキストのインプット(商業・工業)
  • 過去問を使ったアウトプット
  • TACの模擬試験を使ったアウトプット

私はテキスト・問題集は通信講座クレアールの教材を利用しましたが、独学であってもテキスト・問題集を絶対に利用するので、多少の違いはあっても紹介するスケジュールは参考になると思います。

それでは次に、これらをこなす3ヶ月 (12週間) のスケジュールをご紹介します。

3ヶ月間の具体的な勉強スケジュール

勉強する週やるべきこと
1〜3周目3級のテキスト・問題集
4〜6周目2級 (商業簿記) のテキストインプット
7〜9周目2級 (工業簿記) のテキストインプット
10〜12周目過去問・TACの本試験問題集

各週の「やるべきこと」「やらなくてよいこと」をより詳しく知りたい人は「クレアールテキストを使った勉強方法」をチェックしてください。

それでは次に、このスケジュールをこなす上で注意することを紹介します。

簿記2級の勉強スケジュールをやり遂げるための注意事項

私は、次の4ポイントを意識して勉強をすすめていきました。

簿記2級の勉強スケジュールをやり遂げる4つの注意点
  • 1週間単位でノルマを達成
  • 進められる時に進める
  • アプリの利用と復習ノートの作成
  • 簿記を学ぶ理由を目的を明確化

1週間単位でノルマを達成

計画通りに進めるための1つ目の注意点は、1日単位ではなく1週間単位でノルマを決めて達成することです。

なぜなら平日に時間が取れない週が必ずあるから。

例えば1日10ページのノルマを設定していても、勉強できない日が3日続けば1日に30ページも進めないと遅れを取り戻せません。

しかし同じ進捗でも、1週間で70ページのノルマを設定すれば、もし平日に時間をあまり取れない週でも、土日に取り返せます。

実際に私も仕事が忙しくて勉強できなかったり、あまりに疲れている時は休んだりしてしまいました

しかし1週間単位でノルマを設定しているので「今日のノルマを達成できなかった…」という自己嫌悪に悩まされないですし、土日を使って1週間単位のノルマを確実に達成していました。

このように、1週間ごとにノルマを設定して達成することが、スケジュール通りに進めるために大切です

進められる時に進める

計画通りに進めるための2つ目の注意点は、進められる時に進めることです。

なぜなら後半になるにつれて内容が重くなるからです。

実際に私は簿記の基礎知識となる「仕訳」を学ぶ段階では1日に20ページも進められる日もありましたが、後半の応用問題にあたる「精算表や財務諸表の作成」に関しては1日5ページ進めるのも難しかったです。

そのため1週間のノルマが達成できたら、次の週に予定していた勉強を先に進めておき、勉強後半で時間を確保できる様にしておきましょう。

そうしてノルマ以上に勉強を進めておけば、後半のアウトプットに時間をかけられるようになります

アプリの利用や復習ノートの作成

3つ目の注意点は、アプリを利用したり復習ノートを作ったりすることです。

なぜなら、スキマ時間で勉強するハードルがグッと下がるからです。

実際に私は復習ノートを作っていたので、数分の電車時間でも勉強する習慣ができました。

このようにスマホ一つで完結する簿記勉強アプリや、ノート一冊で完結する復習ノートを用意しておけば、アプリやノートを開くハードルがグッと下がりスキマ時間を有意義に使えます。

復習ノートについては「復習ノートのメリットと作り方」をぜひチェックしてください。

簿記を学ぶ理由を目的を明確化

4つ目の注意点は、簿記を学ぶ理由を明確にすることです。

理由はモチベーションを維持するため。

私自身1週間に1回くらい「今日は疲れてるからゲームしたいな」と思った日がありました。しかし、「バカにしてきた連中を見返したい」「簿記2級を起点に次の仕事に繋げたい」などの目標を1分だけ思い返すだけで、勉強に取り掛かれたんです。

このように、勉強のモチベーションを保つために、簿記2級に合格しなければならない理由を明確にしておきましょう。

簿記2級の勉強スケジュールについてよくある疑問

最後に、簿記2級のスケジュールを組む上でよくある質問について回答します!

よくある質問
  • 簿記2級は独学で合格できる?そのスケジュールは?
  • 遊びや本業を両立できる?

簿記2級は独学で合格できる?

独学で合格は可能です。

しかし、私は通信講座の利用をオススメしています。

なぜなら合格までが3ヶ月以上かかってしまったり、挫折してしまったりする可能性が高いからです。

独学での簿記が難しい理由については「簿記2級の独学合格が難しい理由」で解説しているのでぜひチェックしてください。

遊びや本業を両立できる?

「3ヶ月で2級合格したい!でもずっと勉強しないといけないんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、遊びや本業と両立するのは十分に可能です。

なぜなら紹介したスケジュールは、1週間ごとにノルマを達成すれば良いから。

実際に私は、1週間のノルマを土曜日までに終わらせて、日曜日は遊びにいったりしていました。

このように、ノルマを1週間単位で設定してメリハリをつけて勉強すれば、遊びや本業と両立して勉強を進められます。

簿記2級の勉強スケジュールを適切に実践して、合格をつかもう!

本記事では、簿記2級の勉強スケジュールを組み方や実践時の注意点をお伝えしました。まとめると

  • スケジュールを組む時の注意点
    1. アウトプット重視で過去問に時間を割ける計画
    2. ラスト1週間で時間を確保できる計画
  • スケジュールをこなすための注意点
  • 1. 1週間単位でノルマを達成
  • 2. 進められる時に進める
  • 3. アプリの利用や復習ノートの作成
  • 4. 簿記を学ぶ理由を目的を明確化

簿記2級は、スケジュールを適切に計画・実践することで、数ヶ月で合格できます!

ただ、実際に勉強をはじめるにはテキストや問題集、電卓などをそろえる必要があります。

すべての必要な勉強道具は「簿記2級の合格に必要な電卓・テキストまとめ」でまとめているので、ぜひチェックしてください。

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